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夏合宿や夏の大掃除も無事に終わり、一息ついたのもつかの間・・・・寮生にとっては相変わらず忙しい日々が続いていますが、今月は早々に“大学入学資格検定”がありました。
この検定は別名“大検”と呼ばれるもので、高等学校を卒業していない子や大学入学資格のない子に 対して、高等学校の卒業者と同等以上の学力があるかどうかを認定することを目的とする国の検定で す。
所定の科目に全部合格した者を合格者とし、合格者は希望する国・公・私立・専門学校を受験できます。また、各種の国家試験などの受験に際しても、高等学校の卒業者と同じ扱いを受ける事が出来るという検定ですが、今回長田寮からは高校に在学中のA君、B君、C君、D君が受験しました。
受験の目的はもちろん高校を3年間で卒業するためです。 定時制は通常ですと1年間で20単位を取得し、4年間で80単位を取得して卒業することになっていますが、これを3年で卒業するわけですから20単位が不足してきます。
この不足分を補う手段のひとつが“大検”なのです。
みな忙しい日々のなか、時間を惜しんで大検の勉強に明け暮れました。昼間は訓練にバイト、夜は 高校で帰りはいつも22時ごろです。みんなよく頑張ってくれました。その甲斐があって4人とも幾つかの科目に合格し中でもA君、B君はみごと20単位を取得しました。
C君、D君も残りあと少しです。二人の修得も時間の問題でしょう。
全員が3卒出来るよう頑張って欲しいものです。  
それでは次に・・・スポーツの秋!名古屋シティーマラソンについてお伝えします。 今年も早いものでこの季節がやってまいりました。
11月23日(火)勤労感謝の日に訓練生は全員 10キロの部に出場します。1時間以内のタイムを目標としますが、1時間を超えますと途中でバスに回収されます。
日頃のトレーニングの成果を試し、己に打ち勝ち、そして10キロ走破という目標を達成したいと思います。
エントリーは自ら出向き、その料金の振り込みも自分たちで行いました。
スタートまで残りわずかですが、体調管理を徹底し万全な体制で挑みたいと思っています。
わたしも老骨にムチ打って今年も参加しますが、子供達と共に頑張りたいと思います。(大会の様子は次回お伝えします)  
それでは次に・・・食欲の秋!流しそうめん?についてお伝えします。
今月のミーティング終了後、青く澄みきった青空のもと、屋上で流しそうめん大会がありました。 この流しそうめんも毎年恒例行事で、毎回子供達が企画して行うのですが、最初の段階で寮の3階から1階に竹を伸ばし“垂直流しそうめん”をやろう!とか、最初から“つゆ”と“やくみ”を口に含み、竹から流れてきたそうめんをキャッチして食べる・・・などと言っておりましたが、結局のところ“四方流しそうめん”に落着きました。

あらかじめ胸の高さに固定された洗面器に4つの穴を開け、そこから出たそうめんが竹をつたって流れ出る・・・といった仕組みです。入念な話し合いのもと、当日を迎えました。
設計通り洗面器を中心に四方に竹が伸び、立派な流しそうめんの竹組みが完成したまではよかったのですが・・・ 「これから流しそうめんを始めます!」の細貝さんの開始の言葉の後、厳しい現実が待ち構えていたのです。・・洗面器に開いた4つの穴からそうめんが四方に流れ出るはずでしたが、水流にのったそうめんは洗面器の中でまわり始め、そのうちに今度は絡み始め、流れ出るどころかそうめんのダンゴになってしまったのです。
残念ながら期待はずれの結果になってしまいましたが、せっかく四方に流れるというアイディアです。皆諦めませんでした。そうめんのダンゴをいったんザルに引き上げもう一度仕切り直しです。
今度は少しずつそうめんを流しましたがこれも流れ出ず、いろいろやってみましたが・・・結局・・・内側から押し出す作戦に変更しました。ここまでくると洗面器の意味は果たしてあったのか疑問ですが・・・子供達は流しそうめんはテレビでしか知らない・・とか何年かぶり・・・と、どの子もはしゃいでいました。なかにはいつものことですが途中でそうめんをせき止め、いっきにそうめんの塊を流す子やら、直接竹の切り口にくちを近づけそうめんを食べようとしてみたり・・・いやはや・・・このあとは当たり前の結末ですが、失敗して顔じゅうにそうめんと水がかかり、上半身びしょ濡れになりました。

今年もおいしくそして楽しいひとときを過ごす事が出来てよかったです。 今回使いました孟宗竹は、夏合宿の時に竹の器でお世話になりました深川さんから頂戴しました。
また、そうめんはご父兄からの差し入れです。 この場をお借りしましてお礼申し上げます。世のため、人のため、子供達のためにお力添えを頂き 心から感謝申し上げます。ありがとうございました。

塾教育学院   日下部 愛子

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