長田寮活動報告

6月もあっという間の一ヶ月でした。こう感じたのは私だけでなく、おそらくみんなも一緒だったのではないでしょうか・・・。
例えば、4月から専門学校に入学したA君、B君、Cさんらは昼間は学校で、終了後はアルバイトに出掛け、帰寮は22時前後です。奨学金で学費をまかなっているだけに、悠長にはしていられません。大変ですが、専門学校に通う毎日が楽しくてしかたないそうです。
ほかの子もアルバイトに学校という生活を続けていますが、中には朝4時に起床し6時からコンビニに入店し、8時から又違うコンビニに入店・・・という子もいて、本人には無理をしてはいけないよ・・とは言っていても仕事が楽しいらしく、その内きっと音を上げるのでは・・・・と思いつつも現状を見守っています。今月もみんな真面目に学校にそしてアルバイトに精を出しています。 中学生のD君やEさんも最終学年だけに一生懸命勉強しています。暇さえあれば、アイ・マイ・ミー・・と暗唱したり、ほかの寮生が聞き役になって答えたり・・・と、みんな協力し合って頑張っています。

それでは今月の主だった活動内容を日を追ってご紹介しましょう。
(午前中は全て学習で、午後からの活動をお伝えします。)

 1日(金) 事務員のAさんの紹介で田植えに行ってきました。
田んぼを貸して下さったのは○○さんです。ほとんどの子が田植え初体験でしたが、親切丁寧に教えて下さいました。
みな泥の感触や温度差に悲鳴をあげて大はしゃぎ!秋の収穫が待ち遠しいです。また、ご近所の方が足洗い場を提供してくださり、とてもありがたかったです。
また、そこのお宅の庭にある鈴なりのキンカンを皆口一杯にほおばりました。
おいしかったです。
 2日(土) Cさん、D君、Eさん共に"グレイス春日井"という特別養護老人ホーム・デイサービス・老健のボランティアに参加しました。
不登校やひきこもりになると、家族以外の外部との接触は全くと言っていいほど途絶えてしまいます。その間は、自分中心で生きるのが当たり前という考えの狭い生き方をする為に、本来ならば月日と共に周りの人達から良い影響を受け、自分も大きく成長していくわけですが、この大切な時期に人間教育はストップしたままで、体は成長しても心の成長は未熟なままという現状があります。
豊な人間性を育てる為には隣人を思いやり、隣人と助け合って生活していく心の教育が必要です。そのためには多くの人と触れあい、さまざまな経験をすることが大切で、お互いを思いやり、人々のお役に立ち感謝される人になることが、心の発達には必要不可欠であり、かたくなに閉ざされた心を広げていくための人間教育になるのです。

塾教育学院ではボランティア活動を積極的に取り入れています。
 3日(日) 休日
 4日(月) 2日と同じ"グレイス春日井"に出向いてのボランティア活動。

F君とG君はこの日中部盲導犬協会の募金活動に参加しました。
会場は名古屋駅の名鉄百貨店前です。
盲導犬を育成する為には一頭あたり300万円の資金が必要です。国からの補助金は僅かにありますが、そのほとんどが牛乳パックや空き缶などのリサイクル収益や募金活動に支えられています。暑い日も寒い日も4時間立ち続けなければなりません。(2時間おきに休憩)見た目より大変ですが、募金していただいた方にみな笑顔で「ありがとうございます」と一生懸命です。みんなが口をそろえて驚くのは、高校生や同じ年代の子が募金をしてくれることです。自分自身考えさせられるようです。
 5日(火) 体育館で運動
 6日(水) 調理実習 管理栄養士の牧野先生から栄養学や料理のコツを教えていただきました。メニューは焼き餃子、野菜スープ、もやしとシーチキンの炒め物です。どれも安い・ 早い・おいしいの3拍子揃いです。退寮してからの調理に大いに役立ちそうです。
 7日(木) 体育館
 8日(金) 親の授業の日
この日はHさんのお父さんが遠く静岡県から来てくださり「履歴書の書きかた」を指導して下さいました。
同時にキレイに見える書き方や封筒の宛名書きなど13:00に始まって16:00までみっちり教えて下さいました。
また、数日後、清書した履歴書を丁寧に添削して送ってくださり、ありがたいやら申し訳ないやらで恐縮しました。
子どもたちにとって身近な履歴書でありますが難しい部分も多々ある履歴書。子どもたちにも大変好評でした。
Hさん。生きた授業をありがとうございます。
 9日(土) 休日
10日(日) この日は寮生全員が各種検定や国家試験に挑みました。
漢字検定・英語検定・文章検定・日本商工会主催簿記検定・・・みんな今までの努力が実を結ぶでしょうか・・・結果は一ヶ月半後です。今から楽しみです。
11日(月) グレイス春日井にてボランティア
12日(火) ミーティング
13日(水) 野球(春日井生全員と)
14日(木) 体育館
15日(金) 食品衛生講習会
@食中毒全般の講話
A手洗いの動画
B手洗いの実習:手洗いチエッカーを用いて
C調理場の衛生状態の実習:洗浄度検査キッドを用いて
D細菌性食中毒の講話
Eノロウイルスの動画
この日、名古屋市天白保健所から職員の方がみえて、子どもたちに上記の事柄を指導して下さいました。お話と実際に周りを暗くして、指示薬でいかに自分の手が汚いかをその部分が光る事により目の当たりにでき、手洗いをしても洗い残しがあったりと驚きの連続でした。また、食中毒は事前に防げるものであると同時に、多くのヒントを教えていただき、この日も職員の皆さんのおかげで生きた学習になりました。
天白保健所の皆さん。ありがとうございました。
16日(土) 今日は野球大会です。F君・G君・I君が参加しました。
17日(日) D君とEさんが中部盲導犬協会の講習会に参加しました。
実際にアイマスクをかけて盲導犬と共に障害物を避ける歩行訓練・視覚障害者の援助の仕方・犬の世話や協会の歴史などを学んできました。
18日(月) "グレイス春日井"にてボランティア活動
19日(火) 春日井体育館にて卓球とフィットネスジム
20日(水) 午前中から調理実習です。今回もおいしく仕上がりました。
21日(木) 体育館でバレーボールなどの競技
22日(金) クレイン東海にて乗馬。
乗馬が始めてという子がほとんどでしたが、皆上手に乗りこなしていました。馬の話や乗り方・降り方・走り方・・・クレイン東海みなさんのおかげで貴重な体験ができましたし、みな馬に癒されました。
23日(土) 久しぶりに何もなし・・・です。
24日(日) NSTツアー同行
Eさん・D君は"食品サンプル作りと岐阜県郡上八幡散策"に出かけました。
清流、長良川と吉田川に育まれ、美しい自然と町並みの岐阜県、郡上八幡町。
夏の徹夜"郡上踊り"でも有名ですが、もう一つ有名な地場産業があります。
それは、レストランのショウケースでよく見かける食品サンプルですが、実は大半のサンプルはここ郡上八幡で作られているのです。(全国シェア60%)
本物よりも本物らしく・・ガラスケースから飛び出した食品サンプルを見て、触れて、作る。そんな、とてもアートな一日を体験しました。
25日(月) "グレイス春日井"にてボランティア活動。
GくんとJくんは盲導犬協会の募金活動
26日(火) 体育館にてスポーツ
27日(水) 春日井にて野球
28日(木) 東郷町体育館にて運動
29日(金) 春日井水道局を見学。
おいしいお水は、多くの皆さんのたゆまない努力や研究によっていただけることを、改めて実感しました。
30日(土) 休日
7月1日(日) ツアー
<瀬戸市に出掛け吹きガラス・風鈴作り・サンドグラストを体験し、
その後瀬戸市内散策>


ちなみに24日にツアーに参加したEさん・D君は5月のツアーにも参加していました。
参考までに、5月の内容を・・・

Eさん・D君は"シャワークライミング"(沢のぼり:岐阜県白鳥町)に挑戦しました。シャワークライミングとは自然が創る美しくまた変化に富んだ長良川の上流に出掛け白い水しぶきを上げる小滝や岩肌をロープなどを使って登り、ひたすら源流を目指して自力で進むというリバースポーツです。途中、傾斜のある岩肌や強い川の流れに足場の悪い岩場・・・さまざまな難関が潜んでいます。ちょっとした気の緩みが危険につながりますし、ロープをつかむ手を離せば、せっかく登りつめた岩場も、すごろくのようにまた元の位置に逆戻りです。 シャワークライミングは2時間続きますが、やれるところまで、出来るところまで挑戦しました。


 いかがでしょうか・・・6月もいつものように忙しいながらも大変充実した日々であったと思います。
また、こうして生きた社会勉強や多くの事柄を体験できましたのも、保護者の皆さんや市の職員・ 近隣の方々のおかげです。ありがたいことです。
生徒と共に・・・6月も日々感謝・・・感謝・・・。                                          塾教育学院     日下部 愛子

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