2時間メンタルケア

文字通り子どもを2時間で説得するメンタルケアです。 冒頭で紹介したように、テレビ等のメディアに頻繁に取り上げられていたのが、このタイプのメンタルケアにあたります。長田氏自ら問題を持つ子供の家庭に出向いて説得を行います。2時間メンタルケアを行うには、以下の条件をクリアしている必要があります。

条件

  • 半年以内の不登校であること。(小学生は何年でも可)
  • 非行タイプではなく、ひきこもりタイプであること。
  • 昼夜逆転していないこと。(小学生は逆転でも可)
  • (子供又は母親が)向精神薬を一度も服用したことがないこと。
2時間メンタルと言っても、準備のプロセスは別です。まずは両親との FAXのやりとりが最低三ヶ月以上続きます。 毎晩父親1枚、母親1枚、400字詰の原稿用紙に子育てに関する内容が書かれて 長田百合子の自宅に送られてきます。 両親が自分達の問題点に気付くまでFAXのやりとりは続けられます。
両親が2時間メンタルに十分対応できるとみなした時点で長田自ら、 問題の家庭まで出向いての2時間メンタルが実施されます。 悪いことは悪いと必ずはっきりさせますが、けして脅して学校へ行かせるような ことではありません。子供が学校へ行くという事は、あくまでも子供がメンタルケアを 通じて「学校には行かなきゃいけないんだ」と納得したからです。
不登校をなおすことは専門家が言うほど難しいことではなく、 親の意識改革を促せば直せることです。 ただし、子供には両親に対する馴れ合いと甘えがあります。 子供が今の状態になるのを一度は許してしまったという事実から、子供に足元を 見られてしまうのです。月500円のお小遣いを、一旦1000円にアップしてしまうと そう簡単に元の500円に戻せない状況と似ています。
だから、学校は行くべきだと揺るがぬ信念を持った両親と、 両親に認められた第三者が手を貸すことで、 不登校など実に簡単に解決できるのです。 ただし、その第三者が子供の扱い(誉め方、叱り方、駆け引き)を熟知している 必要があります。これは280軒以上の塾を経営しながら、 26年間に渡り現場で子供の問題を扱ってきた知恵と経験から出る技です。 2時間メンタルの翌日から子供は学校へ通います。病欠以外一日も休むことは ありません。遅刻もありません、早退もありません、保健室登校もありません。 登校時から下校時までの間、クラスメイトと一緒の生活をすることが可能です。 2度と不登校になることはありません。
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