長田寮でのメンタルケア

長田寮は、性格、生活、学力、体力の4つの改善を柱としたメンタルケア部門至高の指導形態です。

一日のスケジュールや活動報告はこちらをご覧下さい。

一日のスケジュール

活動報告

条件

  • 子どもが感染症の病気を持たないこと。
  • 自宅にいた時、子どもに凶器(刃物)の所持がなかったこと。
  • リストカットなどの自傷行為や自殺未遂が過去に見られなかったこと。
  • 25歳以下であること。
  • 10年以内の問題であること。
  • (子供又は両親が)向精神薬を一度も服用したことがないこと。
  

性格改善

学校へ帰った時、クラスメートに問題を非難されるくらいであれば、予め訓練中に解決しておいた方が得策です。周囲から必ずや非難され、社会では決して受け入れられてはもらえないとみた問題は 徹底して直すよう指導していきます。また、善悪のけじめは毅然とした態度を持ち、本音でぶつかってはっきりと指導しています。
子供を戻すのは、社会や学校という受け入れ態勢がほとんど無い厳しい世界であるということをやすやす忘れてはなりません。
人は苦しい時、誰かのせいにして逃れようとする傾向があります。相談室に来た親からは「学校の先生に怒られた翌日からこうなった。」とか「ある子にいじめられてこうなった。」などの意見をよく耳にします。子供からは「親の子育てのせいでこうなった」「学校がひどいからこうなった」などと耳 にすることなど、もはやよくある事になってしまいました。 なんの反省もなく人のせいにしている人に成長はありません。確かに問題となるきっかけは外でつくられますが、原因は家庭内で長年かかってつくられたのです。
また、問題を抱えた子を持つ親に共通 する特徴があります。苦しむ余り、子供の未来を思いやって今日という日を努力するのではなく 今日という足元のことしか考えられなくなってしまっているのです。人としての理想である生き方とは「昨日を反省し、遥か未来に備えて今日という日を努力する」のですが、問題を持つ人の場合ほとんどこうはいきません。今日さえ良ければそれで良く、明日を考えるゆとりさえ持たずに、過去までさかのぼってこだわり続ける傾向にあるのです。親が学ぶ長田塾や子が学ぶ長田寮では、こういったマイナス思考に対し、一日の反省をレポートにまとめて提出させることにより、プラス思考へと転換したり、問題があれば指摘し改善策を検討して解決にむけての応援をしていきます。 

生活改善

自分のことは自分でやる・・・こんな当たり前のことが全く出来ない子が多いのが現状です。指示をしなければ動けない子、つぎに何をしていいのかわからず先が読めない子、掃除ひとつをとっても、なんのために掃除をするのかが、わからない子、感動、感謝、感激、関係・・・"かん"のつく言葉が無い子。相手を思いやる事が出来ない子、嘘ばかりつく子、会話が出来ない子、いい訳ばかりする子、相手の心の痛みや体の痛みがわからない子、気が小さい子、人に厳しく、自分に甘い子・・・過去において10人10色。本当にいろんな子供達が入寮してきました。
入寮するまで昼夜逆転、好きな時に寝て起きるという、全てに於いてルーズな生活をしてきた子供達にとって、朝おなじ時刻に起きる事ですら訓練なのです。あいさつや敬語、時間を守ってルーズな生活からの脱却、毎日ふろにはいること、歯を磨くこと・・・こんなところから、スタートします。 なにも、特別なことしなさいと言う訳ではありません。
当たり前の事が、当たり前に出来るまでの指導を行っているのです。 

学力改善(勉強、進学、就職に対する考え)

中学生の場合・・・個々の能力に合わせ、教科書レベルを主体とした学習を専任の指導員が丁寧に指導します。復習を大切にしており、たとえ何歳で入寮したとしても、不登校期間の学力の遅れに応じて理解できる学年までさかのぼり学習を開始します。 学習態度、宿題の達成など学校復帰の為の基本姿勢を指導します。
中学卒業間近や義務教育期間が終了している場合・・・中学生同様、学力を取り戻す為、遅れに応じた学習を開始します。 高校を中退している場合は父兄と本人の意思を尊重しながら話し合い、就職するか再度高校を受験するかを決めます。 再度受験の場合は受験に向けた学習と面接に向けた礼儀作法を指導員と学んでいきます。
就職を希望、または、既に高校卒業資格を有し進学の意思がない場合は、社会参加の為の第一歩として内職作業をします。 寮内には生徒中心に会社組織が確立されており、業者との対応や電話でのやりとり、給料の振込みから経理に至るまで、全てを生徒が行います。内職は大変地道な仕事ですが、仕事の原型ともいえます。一般の企業と接しながら作業内容や社会の仕組みを勉強し、仕事の厳しさを体感し、1個1円に満たない仕事も中にはありますらお金の大切さも学ぶのです。

体力改善

長年不登校や引きこもりでいる間に、体力低下、体重増加がみられ生活習慣病そしてその予備軍という子が大変多いですし、体力が無ければ学校や仕事に行き続ける事が出来ません。 ここ長田寮では以上のことから運動することを大切にしています。

屋外
名古屋市営のグランドに出かけ運動をします。ここでは主に走ることやドッジボール・サッカー等を行ないます。統率力養成のためにも次になにをするかをチームリーダーが中心となり全体をまとめながら進めていくと同時に、 基礎体力、持久力をつけます。


体育館
名古屋市の体育館に出掛け運動をします。ここでは主にバレーやバスケット、バトミントンなどを行ないますが、チームプレーを心がけるうえでの協調性やかけ声 相手のネームコールなど、大きな声を出すことで心身共にリズムが生まれ発声の練習にもなります。 体育館での運動の様子(動画)

入寮直後の健康診断の結果(15歳ひきこもり)

入寮中に取得可能な資格
大検
日本漢字能力検定
英語能力検定
数検
理検
商業簿記
商業簿記
普通自動車免許

訓練終了後の進路

義務教育復帰 
学校組 
仕事組 
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