長田寮の1日

6:00 起床

各自が自力で起床します。
これは将来の社会復帰に向け自分自身で起きる習慣をつける為です。
慣れない間は先輩の子供たちが起こしてくれます。
6:15 筋力トレーニング

みんなで声を合わせて筋力トレーニングをします。
ひきこもりだった為に衰えた筋力や体力を取り戻し、同時に声を大きく出す練習もします。
6:30 朝食

「いただきます」の声で係の子供が作った朝食をみんなそろって食べます。
食事が終わったら各自で食器を洗い片付けを行います。
当たり前のように周囲の人々に片付けてもらっていた食器を自分で洗うことにより、感じる事の出来なかった家族の支え、母親への感謝の気持ちが芽生えます。
7:30 掃除

それぞれの分担を時間内で出来るだけきれいにします。
掃除をする=きれいにする、こんな当たり前の事ですが入寮した子供たちのほとんどは理解していません。
大半の子供が、掃除をする=ほうきを持って30分掃けばいいと思っています。
指示の中に目的がある事を学ぶ機会が少なかった為です。
掃除を通じて、指示された事の目的と時間内で上手に目的を達成する為の工夫を身につけて行きます。
8:00 学習講師の指導による学習開始、高卒で大学進学の意志を持たない者は内職業務

学校復帰に向けて基礎から学び直します。
ひきこもっていた時間の遅れを取り戻し学校復帰時の精神的負担を軽減します。
中学校在学中にひきこもってしまい高校進学が出来なかったり高校生活の途中でひきこもって退学した子供は本人の先立つ希望がない限り高校進学を勧めています。
これは社会的に少しでも有利な立場に導く事と高校生活という学校社会を経験することにより精神的な成長が望める為です。

8:50
9:50
10:50
11:50
放課(10分間)
12:30 昼食

食後は各自食器を片付け午後の授業に向けた準備をします。
 
13:00 運動施設にて運動もしくは特別カリキュラム(内容は季節、天候による)

運動ではドッヂボール、サッカー、キックベース、野球、バレーボール、バトミントン、バスケットボールなどの団体競技を主に行います。

子供たちが励ましあい、声を掛け合い、元気いっぱい運動する姿を動画でご覧下さい。
ここをクリックすると自動的に始まります
映像の子供たちは全員ひきこもり、不登校です(指導者1人を除く)
数ヶ月前まで家に何年間もひきこもり、一日中誰とも会話をせずに過ごしていた子供も映っています。
彼はあまりにも言葉を口にしない日が続いた為、自分の声が出るかを独りでよく確認していたと言っていました。

体育館での運動の様子(動画)

16:00 自由時間

夕食当番の子供は夕食の準備に取り掛かります。
他の子供たちは宿題をしたり、自由時間を過ごしたりします。

19:00 夕食

夜間の学校に通学している子供を除いた生徒全員で食事を食べます。
  朝食の準備・自由時間・入浴など

自由時間、残っている課題や入浴などを済ませます。
朝食は仕事組の子供たちが交代で準備します。
21:30 今日を振り返って(日記)の記入

その日1日に起こった出来事を日記に記します翌日指導者により文章の中に見え隠れする本人の問題点をアドバイスをして性格改善、生活改善を促します。
22:00 掃除(30分間)

午前中と同様にそれぞれの分担をきれいにします。
23:00 就寝・消灯
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