長田寮活動報告

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 8月3日(金) いよいよ夏合宿最終日。

6:00起床。朝食もサッとすませ、夏合宿の最終日は恒例となりました掃除です。
施設を使わせていただいた感謝の気持ちを込めて、来た時よりも美しくを目標に掃除をします。 また、いつもの掃除場所で無いだけに、マニュアルに無い掃除箇所をどう掃除するのかも勉強です。
 チームのメンバーが2〜3人に分かれて体育館や居室やらトイレ・・・など、掃除開始です。
そして、各チームが掃除を完了したと判断したのち、私のほうに「掃除チェックをお願いします。」とくるのです。
 この時も何度も合宿を経験している生徒は要領よく、段取り良くこなしている子もいれば、何度も経験して出来るはずなのに手を抜く子やら、もう、最終日という気の緩みから汚れを見落としてしまったり、新人にいたっては指摘の山でした。
 先ずは要領のいい段取りのいいチームは、充分に掃除をした後、私がチエックしている箇所を覗き込んで予め偵察に来るのです。気配を感じた私はサッと動きを止めますが・・・これも毎日の生活の中で"生きていく知恵"とでも申しましょうか・・・せこいこの行為も世の中生きていくためには必要か・・とも思い、このチーム・・・やり直しのチームが続く中、当然のことながら一番に「OK!」です。手抜きチームは窓が動かなかったから拭けなかった(充分窓は動きました)とか、二段ベッドの下の床を拭いていなかった。など話にならん・・ものもありました。
初参加メンバーで一番ひどかった例は、「掃除チェックに来て下さい」までは良かったのですが、 下足禁止の居室に靴のまま上がって行きました。掃除が終われば靴で上がっても良いという判断・・・というよりも、合宿中ずっと靴で上がっていたようで、そのあさはかな判断は理解に苦しかったですが、当然、やり直しです。ベッドの下も拭いてありませんし、窓枠も外は拭かれていて中は汚いまま・・・機転や気配りや要領が悪く、明らかにみんなから遅れをとっているのにもかかわらず、ゆっくり掃除・・・空気がよめていないのです。
 最初は皆同じですから、しょうがないと思いつつも、この光景も恒例となりました。
そして、掃除も無事に終わり、サイクリングセンターの職員の方々に最終チェックをしてもらい、 「とてもきれいになりました。」とお褒めの言葉を頂戴しました。
 その後は、平和なひと時・・・と思いきや、○×ゲームです。相変わらずマニアックな問題ばかりで <太宰治の告別式の受付に芥川龍之介がいた・・・○か×か?>こんなの分かりっこありません。
しかし、1位はハイライト。ものしりがおおかったことと、後は運がよかったようです。

こうして2泊3日の夏合宿は無事終了しました。

その後、乾いた喉を潤す"スイカ"をみんなで食し、スタッフの皆さんにあいさつをしてバスに乗車。

結果については、こちらをクリックしてください。

 そのまま、昼食場所である"亀山サービスエリア"に向けて出発です。
ここでの昼食こそ、この合宿の努力の成果が現れる時です。みごと総合1位を獲得した"馬瑠主"は800円を昼食として自由に使うことが出来ますし、逆に最下位の"じーショック"は300円しか使えません。みな、食後にレシートとおつりを持ってきますが、この両者の内容といったら天と地の差・・・ですが、300円でもみな工夫して購入していました。
 そして、お腹一杯?になった私たちは一路"長田寮"にむけて出発です。
到着後は反省会を行ない夏合宿が終わりました。

今年の夏合宿は台風の接近により、全てキャンプ地内での行動でした。子ども達にとっては大変気の毒な結果となってしまいましたが、予想に反してリーダーをはじめチームの一人一人が合宿を盛り上げたのです。それは、みんなが意識してそして協力しての盛り上げでした。
ですから未だかつてないほどの熱い、そして充実した3日間となったのです。
別紙にもありますが、リーダーのG君を中心にリーダーは連日のように会議をして夜中の1時・・という日もありました。台風の季節でもあることから雨が降った場合の調整やら手配も一生懸命でした。その様子は別紙からもお分かりいただけるのではないでしょうか。
また、子どもたちの問い合わせにゴーリキマリンビレッジの皆さんや、サイクリングセンターの皆さんや大宮町役場の皆様が、ほんとに親身になってリーダーたちと打ち合わせをして下さいました。
 例えば、綱引きで使う縄をレンタルすると高い為、相談したところ、快く大宮町の学校に連絡して縄を手配してくださったのです。昨年も子供たちは地元の皆さんにとても良くして頂きましたが、その時「世の中、こんなにいい人がいるんだ。」と感動していた子がいたのも記憶に新しいところです。今年ももったいないくらい良くしていただきました。
 また、保護者の皆さんからは沢山のジュースやお菓子の差し入れを頂戴しましたし、今回の夏合宿も保護者の皆様のご理解とご協力があり、また沢山の方々のお力添えがあったからこそ、無事に終わることが出来ました。

お世話になった皆様には子どもたちと共に深く御礼申し上げご御報告と致します。
ありがとうございました。

"今年も・・・海の幸、山の幸、人の幸に感謝です。"


塾教育学院  日下部愛子
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