長田寮活動報告

第2日目より

 
12月28日(木) −10℃ 曇り時々雪 風はほとんど無い絶好のボード日和です。
二日目ともなると初日滑れなかった子たちも徐々に上達して、
ボードの第一段階でもある通称 「木の葉」(木の葉が落ちていくかのように、ゲレンデを直線で
左右に滑っていく方法)ができるようになってきました。
中には「ターン」(テレビのCMでもおなじみですがカーブを左右に 描きながらすべる方法)が
出来る子もいます。
そしてこの頃になると全員がリフトやゴンドラに乗り、頂上から滑り始めました。
初めての子ども達も転んでは立ち上がり、また転んでは立ち上がり・・・
まさしく七転び八起きです。数ヶ月前まで家に引きこもっていたなんて考えられないくらい、
スノボーに挑戦する姿はとてもたくましく生き生きとしていました。
また、今年の小学生のボードが上手いことといったら過去に記憶に無いほどでした。
「木の葉」ができただけでも素晴らしいのに、この日もうすでにターンらしきすべりをしていた
子もいましたし、初参加の中学生も初日に既に木の葉ができて、
二日目にターンをやっている子もいました。
今年の初参加の子供たちには本当に驚かされましたし、素晴らしかったです。
これも本人の素質や努力もありますが、教えてくれたチームのメンバーたちの
支えがあったことを忘れてはいけません。


12月29日 最終日・・・


6:30に起床し、6:50からは"あさのつどい"があって7:20からは掃除です。
毎朝掃除はあります。最終日でもあるこの日の掃除はお世話になった感謝の気持ちを込めて掃除も念入りに行ないます。
従って毎年のことですが7:50から始まる朝食の時間をかるく オーバーしてしまうのはいつものこと・・・。
今年は30分超過し、朝食を食べ始めたのは 8:20でした。
少年の家出発まで残り40分。この間に食事の方付け、荷物をバスに積み込み、
先にお伝えしたいわく付きの退所式があり・・・とかなり忙しい時間帯です。
ところで、気になる退所式の"団体長の言葉"ですが、
リーダーが今朝の掃除の時に依頼してないことを気付いたわけで最終日のこの忙しい時間帯の中、この時点で誰が話すのか未定でした。
指導員も急にお願いされたわけですが、仕方なく助け舟を出して・・・
と言いたいところですが、 連日の失態続きだけにリーダーの為にならず「自分で解決しなさい。」と言わざるをえませんでした。
そして、リーダーは自ら責任をとって自分が発表すると選択しましたが・・・
8:40朝のつどい開始です。所長さんのお話がありました。
「額縁のふちまで拭いてくれたり・・・皆さんの掃除をする姿勢はすばらしい・・・お蔭で私たちは年末の大掃除をしなくてもいいくらいです・・・」
子どもたちの徹底した掃除を褒めてくださいました。ありがたいお言葉でした。
さあ、団体長の言葉の時間が近づいてきました。司会者から「団体長の言葉をお願いします。」
「はい。」返事をしたのはリーダーではなく本物の団体長でした。
あまりにもリーダーが意気消沈している姿に気の毒に思ってのことでした。
こうして、どうなることやら・・・と思った"朝のつどい"も無事に終わり、私たちは予定通り
9:00職員の皆さんに送られながら少年の家を後にしました。

 そういえば・・・夜のレクリエーションの様子をお伝えしていませんでした。
26日の夜はドッジボール対抗戦。27日の夜はバドミントン対抗戦。
28日は○×クイズと ジェスチャーゲーム。毎日が運動会のような日々でしたし、
○×クイズも大変難しく(例:キリンの首の骨の数は人間と同じ。答えは○) 
ジェスチャーゲームも大いに盛り上がりました。
今回もチームごとに対戦しその結果によって点数が付き順位が決まります。
そして、恒例にもなりましたがこの順位によって帰りの昼食代金が分かれるのです。
1位700円、2位650円、3位550円、4位500円、5位450円、6位400円・・・
コンビニでの買い物になりますが、1位と6位の差が300円もあるだけに、
みんな必死でした。
また、この勝敗は行きのバスの中でのレクリエーションから始まっており、
伝言ゲームやイントロクイズやなぞなぞや常識問題・・・
この合宿中は毎日熾烈な戦いがあったわけです。


<ドッジボール対抗戦>

<バドミントン>

<ジェスチャーゲーム>

<ジェスチャーゲーム>

そして運命の結果発表は・・・

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